よぞらと ほしと わるつと

ひとつの　ほしになって
しっこくの　よぞらへ
ねむりの　おんがくと　ともに
おどりあかす

きみが　みていたのは　そんな　よぞら？
きみが　もとめていたのは　こんな　よぞら？

おるごーるに　きざまれた　ねむりの　おんがく
ぼくの　こころを　くすぐる

これは　ゆめかもしれない
これは　げんじつかもしれない

おんがくは　よぞらに　きえてく
ほしたちも　とおくに
ぼくに　おしえてくれる
ほしたちの　わるつ

かぜの　ちくおんき　じりっと　まじる　ざつおん　なつかしいよ
ぼくの　こいも　わるつと　いっしょに　はこんで・・・




むかしの　おもいのこした　こいごころ
よるが　おもいださせるのさ
きえても　きえても　かくれても　かくれても
きっと　みつかってしまう　ぼくの　おもい

なんでだろう　ちいさな　こうかい
なんでだろう　おおきな　こい

よぞらと　ほしと　わるつと　いっしょに
ぼくは　かなでたのさ

ほしの　せんりつ
こいが　ねむる　おるごーるに　いれて

無題

あめと　いっしょに　すべりおちてく　なみだ
きっと　もう　みえなくなるね

あのひとの　こと

しかいも　ぼやけてゆく　くもりぞらのように
きえてく　きえてく　かなしいとし（悲し愛し）

えがおも　ことばも　みてもきいても　うれしくないよ
ふりむいてくれないから
うつっているのは　じぶんじゃないの　あのコなの　

あめにまぎれて　ないたのさ
きすかれないように　ぬれたかみもふくも　どうだっていいの

いつか　つたわれば　いいな　なんて　おもっても
もう　だめなの　だめなの
みてはくれないの　おそかったのね　こいにきづくの

もう　とどかないよ
もう　いっそ　あめのように　きえてしまいたい

ただの序章にすぎない

ほほえみをうつす　みなもに
ぼくはそっと　てをそえた
くずれても　くずれても
ほほえみをうつしつづけた
なみだよりもつらい　えがおを


ひとが　わらったりするだけで
よくわからないけれど
それはとても　すてきなんだと　かんじてしまう
みているだけでも　ちいさな　しあわせ


ごごのおかし　いかがですか？
はねのはえた　それは　ぼくをよびとめた
ぐにゃりと　まがった　くうかん
あなたはだあれ？
・・・きづきませんか？
くちばしがうごく
これは　あなたですよ


なみだをながしていた
かんじょうも　わすれて
あゝ　いつのまにわすれていたんだろう
きづくのはもうおそい