無題

あめと　いっしょに　すべりおちてく　なみだ
きっと　もう　みえなくなるね

あのひとの　こと

しかいも　ぼやけてゆく　くもりぞらのように
きえてく　きえてく　かなしいとし（悲し愛し）

えがおも　ことばも　みてもきいても　うれしくないよ
ふりむいてくれないから
うつっているのは　じぶんじゃないの　あのコなの　

あめにまぎれて　ないたのさ
きすかれないように　ぬれたかみもふくも　どうだっていいの

いつか　つたわれば　いいな　なんて　おもっても
もう　だめなの　だめなの
みてはくれないの　おそかったのね　こいにきづくの

もう　とどかないよ
もう　いっそ　あめのように　きえてしまいたい







りゅうせい　ながるる　こくうの　そらよ





葉は　おちてく　ふたり　すごした　なつのおもいで　つづく
こと　ねがいも　むねのなか　きえてく


ふたりで　かった　ラムネ
からり　ビーだま　ころがりおちてくの
えがおで　はしる　


ふたり　いっしょに　すわる　ベンチ
いまは　もう　できないのかな？
むくな　おもいも　こころの　なか
せつない　おもい　でも　なみだは・・・


没